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技術情報

No.7  穴あき不良

ポイントはんだ付けの品質でお困りではありませんか?
品質が良くならない原因は、不良の種類によってさまざまです。

>「穴あき不良」について

はんだづけしたランド(フィレット)部に穴が開く現象です。一口に穴あきと言っても、、状態によって、様々な要因が考えられます。
(原因と対策)

①リード径とスルーホール径の差が大きすぎる(クリアランスが大きすぎる)
②予熱不足
③フラックスが多すぎる
④リードの酸化
⑤ランドパターンとリードの熱量差が大きい
⑥ガス抜き穴が無い。はんだが流動しない。

対策としては、
①基板設計に関する見直し
②予熱プロファイルの見直し
基板が吸湿している場合、100℃以上で20sec程度の長めの予熱時間にすると、水分が飛び、改善される場合があります。
③フラックス塗布量が多すぎると、ハンダ付け時のフラックスガス発生量が多くなり、リード穴内にとどまろうとする傾向があります。この場合、穴あきになる前の段階(ボイド)となって、X線などで確認することができます。
フラックスを最小限まで減らすと改善されることがあります。
④リードが酸化している場合、フラックス作用が効かずにリードにはんだが濡れない状態になります。酸化していない部品を使ってください。
⑤予熱時間を長めにする。ハンダ付け時間(ディップ時間)を長めに取るなど。
⑥はんだ流速を上げてみると改善される場合があります。基板設計では、ガス抜き穴を設けてもらうと改善されます。

これらを行っても改善されない場合、

⑤フラックスを変えてみる。
すでにご存じの通り、フラックスは何でも同じではありません。特に、ポイントはんだのように、熱量が不足しがちな工程では、フラックスの違いが非常に顕著に出ます。フローはんだ付用のフラックスを流用されているケースがほとんどだと思いますが、厳密にはフラックスの必要条件が違います。

ポイントはんだ付に使用するフラックスの条件は、
*濡れスピードが速い
*低温で活性化する
*Niや黄銅基材への濡れ性が良い
*残渣が少ない。
*残渣の信頼性が高い
といった条件を満たす必要があります。

これらを満たすフラックスがあります。→「JS-E15」をお試しください。サンプルあります。

このフラックスは、低温活性と濡れスピードアップ、Ni基材、黄銅基材への濡れ性向上が図られています。
スプレーフラクサーと合わせて試していただければ、品質向上することは間違いありません。