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技術情報

No.1 スルーホールアップ性の改善について

ポイントはんだ付けの品質でお困りではありませんか?
品質が良くならない原因は、不良の種類によってさまざまです。

スルーホールの上がりが悪い。

(原因と対策)
1.ポイントはんだでは、はんだ付時に供給される絶対熱量が少ないため、熱容量の大きい部品、パターンへの熱量供給が、DIP時間内で間に合わないケースが発生します。

このようなケースの場合、最も基本的な対策としては、

①はんだ温度を上げてみる。
②ディップ浸責時間を長くしてみる。
③プリヒート温度を上げてみる。
④プリヒート時間を長くしてみる。 といったことが考えられます。
これらを行っても改善されない場合、
⑤フラックスの塗り方を変えてみる。
これが思いの外効果があります。

例えば、手塗りでフラックスを塗っている場合、きちんとスルーホール内に塗られていますか?リードに塗られていますか?部品を挿入してからフラックスを塗布する場合、これらの基本的なことができていないケースが見受けられます。 フラックスがないところにはんだは濡れ上がりません。

特に、鉛フリー対応部品で、リードの材質がNiベース、黄銅ベースの場合、フラックスによっては濡れスピードが非常に遅く、はんだ付時間内では濡れないと言ったことにもなります。

このため、まず、「フラックスがあること」そして、「できるだけフラックスの活性力を上げること」が必要条件になります。

そのためには、「スルーホール内にきちんとフラックスを塗布する」、「予熱をかけて、フラックスを活性化する」ことが必要です。工程が増えるためこれらを省略してハンダ付けしていませんか?スルーホールが上がらないと修正も難しいため、きちんとした工程管理が、まず必要になります。

フラックスの塗り方で品質を上げる手段として、スプレーフラクサーを使ってみると効果があります。 特に、スルーホール部にきちんと狙ってスプレーで塗布すると、スルーホールの上がりが改善される上、コネクタなどのフラックス滲み上がりも発生しませんから安心して生産できます。

→ポイントスプレーフラクサー「ショットマン」をお試しください。

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それでも効果がないときは、最後の手段ですが、
⑥フラックスを変えてみる。
すでにご存じの通り、フラックスは何でも同じではありません。特に、ポイントはんだのように、熱量が不足しがちな工程では、フラックスの違いが非常に顕著に出ます。フローはんだ付用のフラックスを流用されているケースがほとんどだと思いますが、厳密にはフラックスの必要条件が違います。

ポイントはんだ付に使用するフラックスの条件は、
*濡れスピードが速い
*低温で活性化する
*Niや黄銅基材への濡れ性が良い
*残渣が少ない。
*残渣の信頼性が高い
といった条件を満たす必要があります。

これらを満たすフラックスがあります。「JS-E15」をお試しください。サンプルあります。

このフラックスは、低温活性と濡れスピードアップ、Ni基材、黄銅基材への濡れ性向上が図られています。
スプレーフラクサーと合わせて試していただければ、品質向上することは間違いありません。

 

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